大野城市
大野城市の概要
大野城市は福岡市の南(南東)にある都市です。都市の性質は春日市とほぼ似ており、春日市と並んで福岡市の代表的なベッドタウンとなっています。
春日市と大きく異なる点は、主要幹線道路に国道3号線や福岡都市高速2号太宰府線がある点です。福岡市と九州自動車道太宰府インターの中間あることから、車での移動が多い人には、渋滞ポイントが多い春日市よりも、大野城市のほうが利便性がよいと言えます。
また、大野城市の土地は、いわゆる「ひょうたん型」になっており、市街地はそのひょうたんの窪んだ部分となっています。北部は大野城の地名の元となった、大野地区・川久保地区を形成し、南部は牛頸地区や、比較的新興住宅地となる月の浦地区などがあります。ただ、北側も南側も鉄道路線から離れており、賃貸マンションよりは賃貸住宅が多い傾向があります。
余談ですが、大野城市では「人間空気イス」のギネス世界記録に認定されています。並んで立った状態から、後ろの人の膝に腰掛けるというもので、それまでシンガポールが持っていた1058人の記録をぬりかえ、大野城市が1311人の記録を有しています。
大野城市の道路
前述の通り、大野城市は国道3号線および福岡都市高速2号太宰府線が貫いており、福岡市および九州自動車道へのアクセスがとても良好です。
現国道3号線は新しく作られたバイパス道路で、旧国道3号(現一般県道113号福岡日田線)がそれまでの主要幹線道路でしたが、商業地を貫いているため、日中は流れが悪く、渋滞が発生しています。
大野城市の北部は、国道3号線から北東側に位置することと、裏道となる主要地方道筑紫野古賀線(県道35号)に近いことから、車での移動が多い方にはおすすめです。
大野城市の鉄道
大野城市は、JR九州鹿児島本線、西鉄天神大牟田線の2路線が通っています。
JR九州鹿児島本線は、大野城駅が快速停車駅であることから、かなり多くの利用客がいます。博多駅まで快速列車で10分、220円という便利さもよい点です。
西鉄天神大牟田線は、下大利駅が急行停車駅であることから、こちらも多くの利用客がいます。大野城市南部の月の浦地区から西鉄バスが当駅まで運行されているため、駅周辺だけでなく、月の浦地区にお住まいの方もよく利用しています。
ちなみに、博多南駅へは直線距離はさほど遠くありませんが、前述のとおり大野城駅から快速で10分であることから、あまり使われることはないようです。